自律的(主体的)キャリア形成支援
自律的(主体的)にキャリアを形成すると、どんな効果があるのか?
仕事をしているとき、あるいは生活をしているとき、今の状態は「自分が選んだ」という実感を持てているでしょうか?つい環境や、誰か他の人のせいにして、思考を止めてしまったり、行動を狭めてしまったりしていないでしょうか?
特に、あまり良い状態ではないとき、思うようにいっていないときなどは、自分を当事者として受け入れることができなくなってしまうことがあります。(私もあります)
自分が、どんなことに苛立ちを感じたり、どんな状態に居心地悪さや不安などを感じているのか、そんなことを言葉にして語ってみることで、今、この現状を自分がどう捉え、何を大切にしたいのか、、、が見えてきます。大切にしたいことが見えてくれば、そのための行動を選ぶことができます。
自律的に生きる、つまり当事者として自ら行動を選んでいくことが続けられるようになると、自分らしさを自覚できてきます。そして楽しくなります。
働くことも楽しくなります。
自ら選んだ行動には、自信も持てるし、アイデアも浮かんできます。集中して取り組めるので、結果もついてくるでしょう。たとえ期待通りの結果にならなくても、やっていること自体を楽しむことができ、次に繋がるヒントや学びを自ら得ようという意識を持つことができるでしょう。
そのためには必要なのは、自分のことを知るための時間
このように、自律的に生きるためには、一度立ち止まって自分自身のことを考えたり、自分に「問い」を向ける機会が必要です。
例えば・・・
1日~2日程度の研修やワークショップ
- これまでの自分を振り返ったり、自分が大切にしているもの、考え方、価値観などについて改めて考える
- どのような経験に達成感を感じたか?その時発揮された自分の特性はどんなものだったのか?を再認識する
- どんな風に働いている(生きている)ことが理想なのか?ということを想像してみる
- そして、今後目指すこと、そのためにとる行動を具体的に書き出してみる
キャリア面談などの1対1の時間
- 自分が今取り組んでいる仕事や、周囲の環境などを語る
- そうすることで、自分が現状をどんなふうに捉え、どう感じているのかを再認識する
- 自分のモノの見方、捉え方を認識した上で、より心地よい状況に向け、あるいは自分らしく生き・働くための 次の行動を具体的に描いてみる
・・・というような、日常の生活では、なかなか向き合うことができないことに費やす時間が必要なのです。
ひとり一人が自分らしくイキイキしていれば、組織も活性化します
働くメンバーがなんだか元気がない、もっとイキイキした職場にしたい・・・などのお悩みがある企業様、団体様
まずは、お話を伺わせてください。
こちらは研修プログラムのサンプルです。
若手~中堅向けキャリア自律研修
1日目
- オリエンテーション
- ウォーミングアップ
~今の気持ち - キャリアとは?
- 経験を語る
- わたしを知る
~強み、持ち味、価値観 - 主体性について考える
2日目
- 前日の振り返り
- 環境について考える
- キャリアの考え方
~なキャリア理論からのヒント - 期待について考える
- ○年後のわたし
研修受講後、個別のキャリアカウンセリング(45~60分程度)の実施もご検討ください。
定期的(年一回)な実施を推奨します。
特徴:
- Points of you ® (コーチング・フォトカード)や楽器などを使い体感しながら、内省を促進します。
- 講師事例を盛り込みながら、自律的なキャリア形成について理解を深めていただきます。
個人と組織の元気のために
厚生労働省でも、キャリア形成の支援としてのセルフ・キャリアドックの導入促進をしています。
「セルフ・キャリアドック」とは、企業がその人材育成ビジョン・方針に基づき、キャリアコンサルティング面談と多様なキャリア研修などを組み合わせて、体系的・定期的に従業員の支援を実施し、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取組み、また、そのための企業内の「仕組み」のことをいいます。(厚生労働省のホームページより)
従業員の皆様が、主体的に行動し、互いにアイデアを出し合ったり、アドバイスしあい、それぞれが自分らしく生き生きと働くいている。
そんな職場づくりは、実は「リーダーシップ研修」や「アイデア創出スキル研修」などから始めるのではなく、各自の自律的な(主体的な)キャリア形成の支援で、踏み出していくことができると考えています。