朗読

朗読を教えている教室や講座、ワークショップは、とてもとてもたくさんあります。
それぞれに特徴があり、魅力があるのだと思います。
では、私は?特徴なのか魅力なのか、それは自分ではわかりませんが、私がこだわっていることをお伝えしてみようと思います。
私はまず、自身で朗読劇に出演したり、朗読ライブを開催したりしています。これは朗読を通じて、伝えたいことがあるからであり、演じることがとても好きだからでもあります。
演じるということは、その人の人生を生きるということです。もう20年以上前、カウンセリングを学んでいた時の先輩が、私が出演していた芝居を観に来てくださったときに、このようなメッセージをくださいました。
「原さんがやっていることはカウンセリングと同じね。」
その頃はまだピンときませんでしたが、その後、キャリアカウンセリングの勉強を重ねていくうちに、腹落ちしていきました。受容と共感。その人はどんなことに心を揺らぐのか、どんな環境でどんな経験をしてきた人なのか。。。様々な想像を巡らせて役作りをします。私の中で、演じることとカウンセリングが重なりました。

演じる人物(時には動物や植物、さらに生き物ではない場合ということもあります)を受け入れ、共感すること。
そのためには、まず、自分自身が周囲を、物事を、出来事を、どのように捉えていて、どんなことに心を動かすのか、というようなことに、向き合うことが必要です。
これは、芝居や朗読に取組むときだけでなく、カウンセリングのように人に向き合うとき、さらには仕事や日常で人と向き合うとき、チームで何かに取り組むときなどでもとても大事なことです。
それに気づいたとき、「朗読」を通じて、自分の価値観やモノの見方、そして持ち味を見出すことができる!と思ったのです。
そこで、2004年に、「コーチング的手法でコミュニケーションスキルを磨く朗読教室」としてAsuenoをスタートしました。

私がお伝えしている朗読は、朗読を上手になるということを目的にはしていません。
ひとり一人が普段意識せずに抱いている価値観やモノの見方、、、感じ方、、、そのような、なかなか言葉では表しにくいものを、問いを通じて一緒に見出していき、そして表現していく。そのような形で、自分と出会っていく過程を大切にします。
結果、その人の持ち味が詰まった(あるいは解放された)朗読が生まれる。。。このような時間をじっくりと共有していきます。

朗読に興味がある、自分の声の可能性を広げたい、自分が大切にしている価値観やモノの見方、感じ方と向き合ってみたい・・・このような方々、体験してみませんか?

半日(3時間程度)の体験会。さらに月2回三か月コースを準備中です。

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